バルサ板レーザーカット加工

バルサは木材の中で密度が低く・柔らかく・ひときわ軽い素材です。軽い代償として強度的には非常に弱い素材ですが。

積層してやすりがけすれば曲線のデザインもできる加工の容易性と、1グラムでも軽くしたいという要望から模型飛行機などでは昔から

親しまれてきた素材です。

前回のボール紙の加工をした時点で、加工の雰囲気が木に似ていることから木材も加工できると思い加工をしてみました。

 

使用機種 Podea-01

仕様素材 バルサ板(厚み2mm)

デザインについては、バルサを加工する=模型を加工するというイメージが強かったため、模型の代表的な形状として

翼形を採用しました。
翼形については物凄いディープで深い世界があるようで、翼型のデータが集約しているホームページを見つけました。

ここでは、公開されている模型用に開発された翼型のプロットデータを使用させていただきました。(Benedek B1053b)

このプロットデータは単なるXY座標の数値のため、何かしらDRAW系ソフトウエアで扱えるデータにする必要があります。

今後の事も考え、エクセルファイルのマクロプログラムを作成して座標データを簡易DXFファイルにする道具を作りました。

簡易DXF変換ツールはユーザー様向けに提供できるように整備しようか検討中です。(要望があれば実施すると思います)

翼型の断面データをDXFファイルにしたら、DRAW系ソフトウエアに読み込ませます。

IllustratorもCorelDRAWもDXFインポートは対応していますので、どちらのソフトでも同様に利用できます。

組立にあたっては柱を通したり肉抜きしたりといった加工をするため、簡易的にそのようなデータに仕上げました。

あとは切断データとしてデータを転送して加工するだけです。

切断後、全体を取り外して肉抜きの部分も取り外してから再度はめ込んで撮影しました。

レーザー加工は燃焼加工のためどうしても端面が焦げますが、非接触加工ですので、細長い部分や細かい部分も

直線と同じように加工することができます。

特に翼型は同じ形状の物を何個も作ったり、形状は同じでもスケール(サイズ)が異なるものを複数作る必要があるため

レーザー加工はとても有用な加工方法です。

飛行機を一つ作り上げるためには大量の部品が必要になります。その前に設計データと切り出すデータが必要です。

残念ながら今回の加工例では1つの飛行機を完成させる程の時間や元となるデータが無いため、翼型の切断例にとどまりますが。

3Dデータを所有している方や、型紙を持たれていても手作業で加工をしていた方。

そのような方にはとても有意義な加工例になったのではないかと思います。

 

薄い木材の切断ができるとなると、模型飛行機にとどまらず様々な使い方を考えることができると思います。

たとえば積層してヤスリがけをして滑らかに作る物として、釣りに利用するルアー等もバルサで作られています。

木材は利用されている分野が広いため、もう一つ二つほど作例を考えて提案をしてみたいと思います。

 

Podeaレーザー加工機の可能性を引き出し最終的に活用するのは、ユーザーであるお客様です。

是非最大限活用し・有用に使っていただければと思います。