アルマイト彫刻:名刺入れへレーザー刻印

高級感のある製品にはアルミやステンレスといった金属素材が使用されています。
その中でもアルミは保護と外観の面からアルマイト加工がされてるのをよく見かけます。
本来保護するための物ですが、色鮮やかなアルマイトを削ることで文様を作り出し、製品としての魅力を高めることができます。

iPhoneやiPod等を削ろうと思ったのですが、色が白に近い物のアルマイト加工はあまり目立たないため、
色彩の強い名刺入れを彫刻してみました。

 

使用機種 Podea-01

仕様素材 アルマイト加工済み名刺入れ

今後持ち歩いて使うかもしれませんのでデザインはかなり悩みました。

Podea-01にとってはアルマイト剥離加工は限界に近い加工でもあるため、加工時間は長くかかることが見込まれます。
本来は名前だけ入れる加工にすべきですが、せっかくですので自分で持っていたい!と思えるデザインで作ってみました。

作例のためのデザインではなく、自分が欲しいと思うデザインのための作例ですので、思ったより時間がかかりました。

加工パラメータの調整次第ではまだ改善すると思いますが、アルマイトを完全に剥離させ、コントラストを高く彫刻したいため

強めにレーザーを当てました。そのため加工時間は1時間半程かかりました。
実際のサービス等に使う場合は、加工パラメータを追い込んで加工スピードを最適化した上で
名前入れ程度に加工面積を抑えれば現実的な時間で加工が終了すると思います。

経済成長が凄まじかった頃は、同じものを短い時間でいかに安く大量生産するかというポイントが重要でした。

そのおかげで現代は物を生産するという面では過剰なほど生産力があります。
今、モノは行きわたりいきわたり”モノ”で溢れかえっています。そんな時代だからこそ、デザインセンスの良い物やほかの人が持っていない物。

自分だけの刻印がされたものに人の興味関心は向かいやすいのではないかと思います。

大量生産の時代から超多品種少量生産、しかもその品質は大量生産品と同等かそれ以上の物が求められています。

今は多くのツールやソフトウエアがあり、自由に作れる環境が整いつつあります。

Podeaレーザー加工機も表現したり作ったりする道具の一つとして役に立つことでしょう。