「普段のコーヒータイムにプチプラを」
手軽に楽しめる革のカップスリーブで、いつものコーヒーにちょっとした特別感をプラスしました。しっとりした革の触り心地で紙や樹脂のカップでも熱くなく程よい暖かさ。レーザー加工機で施したデザインがさりげないオシャレを演出。毎日のひと息にささやかな贅沢を。
・・・そんなことを考えつつ、地元密着型イベントの「のすぱ」に出展する機会もありましたので今までやったことが無いチャレンジも含めて作例を作成しました。
データの作成
今まではレーザー加工をする際革の切断はあまり積極的に提案していませんでした。
理由としては端面が焦げてしまうこと、革の相性によっては加工品質がどうしても低下するからです。
今回は金属管の35Wモデルで少しパワーを強めにあてて思い切って切り飛ばすことで2㎜程度の革であれば現実的な切断加工が出来ることが体験できました。
革の切断・彫刻がメインのレーザー加工ですが、間接的にエンボス加工の押し型もアクリル板を彫り込んで作成してみました。
切断した革と押し型・位置合わせ型をアクリル板にはめ込んでエンボス加工を行います。
端面の焦げの後処理は必要ですが、縫い穴の切断を含めてレーザー加工で一気に加工できるのは多くのメリットがありそうです。
切り出しと彫刻が出来たら、型を作成して型にいれてエンボス加工をします。
あとはひたすら手作業です。トコノールをぬったり金具をつけたり縫いつけたり・・・なれない作業でしたが楽しく作成しました。
革加工とレーザー加工の相性は抜群
もともと革への彫刻加工は相性がよい物でした。Runcerの35W金属管モデルであれば、革種を選べば2㎜ぐらいまでの切断加工までお勧めできる加工になりそうです。
彫刻・切断、エンボス加工型の作成に、位置合わせジグ作成まで、試作なら自由自在に最速で作れるのもレーザー加工ならではです。
常時使う押し型は耐久性のある金属製のものが良いですが、突発的なイベントや限定デザイン等のものであればアクリル板をレーザー加工してエンボス加工はかなり現実的な方法です。
ぜひPodeaレーザー加工機を使用して様々なデザインや目を引くデザインを作って魅力的な製品を作ってくださいね。
試行錯誤について
作例はさらっと書いていますが、実はこの裏でものすごい数の没案があります。別記事でまとめますがかなりの試行錯誤をしています。