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画像生成AIでイラストを作成

レーザー加工機を使用する上で元となる加工データやイラストを用意するのが難しいことが多々あります。
様々な手法を日々試している中で最近話題になっている画像生成AIのstable diffusionを試してみました。


AI絵については様々な議論があり、まさに黎明期ともいえる状態ですがこれからAIが普通になる可能性も考えると話題性も含め

最終的に加工する所まで使用してみる事例として紹介いたします。

画像生成するには、PC性能の要求が高めであることから、個人のゲーミングPCにインストールしました。

 

使用したPCスペック
CPU:i7-11700
メモリ:16GB
ドライブ:SSD M.2 1TB
グラボ:RTX3060Ti
OS:Windows11

 

インストールを参考にした動画はこちらになります。

https://youtu.be/8QIJMGW_-LM

プロンプトと呼ばれる呪文(文法)を入れることで絵を生成できます。

例えば、「Cute Dog,illustration」と入力し、画像生成することで犬のイラストが出力されます。好みのイラストが生成されるまで何度も出力する必要があります。PCのスペックによりますが、秒単位で出力されます。たくさんの画像を生成した中から3枚選びました。

stable diffusion
stable diffusion イッヌ
stable diffusion イッヌ
stable diffusion イッヌ

生成した画像の中から、かわいいのが出力されましたのでベクターデータにします。

stable diffusion 採用

生成される絵はラスターというBMP形式ですが、レーザー加工機で扱うデータとしてはベクターデータが望ましいです。

こちらのサイトもAIなのですが(https://vectorizer.ai/)画像を高品質なベクターデータにする事ができます。

現在は無料で画像データーからベクターデータに変換することができます。(2023.5.9現在)

使用した感想としては、CorelDRAWやその他のDraw系ソフトウエアの標準機能よりはるかに優れた精度のベクターデータが生成されました。レーザー加工機で使用するためにベクター化されたパーツをそれぞれ白黒にします。

stable diffusion & vectorizer.ai

まとめ

AI絵によるStable Diffusionで画像生成し、AIによるvectorizer.aiでベクターデータにすることにより、レーザー加工機用のデータが完成しました。普段は液タブなどを使用して描いたりしますが、AIに色んな絵を生成してもらう過程で9割は絵が崩壊していたり、ちょっと変なキメラみたいなのが生成されたり、違う意味でも楽しめました。

​次の記事ではこのデータを使用して実際にレーザー加工をしてみたいと思います。

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