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外形切断データ作成方法の紹介

更新日:2023年10月30日


普段からデータを作っている人にとっては普通のことでも作業をしたことがない人にとっては複雑な曲線データをどのように作っているかはよくわからない部分もあると思います。

ネタとしては小ネタですので、アクリルスタンドの作成の記事に関連したトピックスとしてブログ形式で簡単に流れをご紹介いたします。


基本的にはGimpという画像処理をソフトとCorelDRAWを使用して説明します。

このソフトに限らずほかのソフトウエアでも同様のことができると思いますので適時応用してみてください。


1)元データの準備・アルファ抜き作業

まずは画像素材を準備して背景部分がアルファ(透明)な状態でデータを作成します。


この状態でレイヤーで不透明な部分を選択をします。


2)外形データの元データ作成

メニュー>選択>選択範囲の拡大をします。画像サイズにもよりますが今回は10px拡大しました。こうすることでキャラクタの絵の色がある部分の領域が10ピクセル大きく拡大して選択されたことになります。

新しく白いレイヤーを作成し、白いレイヤーの中で選択されたエリアに対して黒く塗りつぶしをします。元の画像を重ねてみるとキャラクタの絵より一回り大きな黒い輪郭ができているのが分かると思います。この黒い輪郭で外形を作ります。

ひとまずpngファイルで、キャラクタの絵だけと、黒い塗りつぶしの絵だけの2枚の画像を出力しておきます。


3)実際の切断線となる外形データへの変換

ここからはCorelDRAWでの作業になります。

まずは黒い絵をCorelDRAWで開き、クイックトレースで輪郭をトレースします。


クイックトレースで黒いベクターデータ(輪郭データ)が出来上がります。輪郭データの内側を透明、輪郭を赤い線に変更すると下記のような枠線ができてきます。

ここまで作業をすればもう黒塗の画像データは不要です、適時削除しておきましょう。

不要な外の四角いデータを削除して元のキャラクタ画像と重ねてみます。

あとは細かすぎる切り抜きのデータを削除したり、アクリルスタンドに組み付ける部分の足の下の部分のデータを作ったりなどで完成データにしていきます。

最低限のアルファ抜き等の画像処理作業はありますが、慣れてしまえば極めて簡単に複雑な外形形状を作り出せるのが伝わったかと思います。


本記事が作品作りの一助になれば幸いです。

ぜひ魅力的な作品を作り出していってください。





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